2022年4月度、全国の接骨院の「業界平均値データ※」を公開します。
4月はほとんどの数値が前月を下回りましたが、いずれも小さな増減幅となっています。
人の流れが落ち着いたことで再診数は前月比で約5人減少しましたが、そのほかの数値は前月と近い水準を維持しています。
※本記事で使用している業界平均値データは「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出したものです
本記事では、これらの業界推移や前月比較データから課題を読み解き、今後に向けた対策について詳しく解説しています。
2022年4月の新患数は、前月から大きな変動はみられませんでしたが、再診数は前月比で約5人減少しました。
先月は、季節や年度の変わり目などさまざまな要因から再診数の急増がみられましたが、4月に入ってからは人の流れが落ち着き、再診数の年間平均24.2人と同じ水準まで戻っています。
2022年4月の初診率ならびに継続率は、前月と比較すると小さな減少幅となっています。
再診の初診率は約2pt減少していますが、新患の初診率は引き続き74%を維持しています。
継続率は、前月比で3回目は0.2pt減少、4回目は0.8pt減少、5回目は1.6pt減少と、回を重ねるごとに徐々に低下しています。
前月よりも離反者率が0.5pt増えていますので、離反してもよかった患者様だったか、通院指導に問題がなかったかなど、今一度振り返ってみてください。
4月の全体窓口合計金額は、前月比で約5万円減少しました。前月に引き続き新患数の窓口合計金額が増加していますが、再診と継続の窓口合計金額は減少しています。
2022年3月 | 2022年4月 | |
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全体 | 2,217,818円 | 2,165,445円 |
新患 | 365,084円 | 367,072円 |
再診 | 109,440円 | 96,426円 |
継続 | 1,743,293円 | 1,701,947円 |
窓口単価 | 2,202円 | 2,192円 |
中でも継続の窓口合計金額が前月比で約4万円減少していることから、継続患者様の売上が下がったことが今回の売上減少の主な要因と考えられます。
継続の窓口合計金額の年間平均は約174万円となっており、やや平均よりも下がっているため注意が必要です。
継続患者様の中には離反する患者様もいらっしゃるかと思います。前月から離反率が上昇しているため、離反患者様を事前に把握して対策を練ることで、売上減少を未然に防ぐことができるかもしれません。
上記の通り、4月は前月に近い水準をキープしていますが、大きな成果につなげていくためには新たな一手を考えることも大切です。
事前に患者様の動きを把握できていれば、いち早く対策を練ることができるようになります。患者様の動きに着目し、売上アップを目指しましょう。
売上を上げるために施策を検討する際には、まず患者様のことをより正確に知る必要があります。そして、患者様が何を求めているかを掴むためには、データに基づく数値分析が不可欠です。
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継続率、離反率、初診率などから患者様の満足度と期待度を分析して、患者様の要望に応えていくことで、売上アップを実現することができます。
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