2023年4月度、全国の接骨院の「業界平均値データ※1」を公開します。
4月は、3ヵ月ぶりにレセプト枚数が減少しました。新患数や継続患者数は微増しましたが、再診数は5.1人減少しています。
初診率や継続率はすべての数値が悪化し、離反率も3.0pt増加していることから、患者様が離れている傾向がみられます。
全体窓口売上は約7.4万円減少しましたが、窓口単価は5ヵ月連続2,300円台を維持しています。
患者数は前月と大きく変わらず、窓口単価も増加していることから、患者様の通院減少や離反率増加が売上減少の要因となった可能性が考えられます。
※1 本記事で使用している業界平均値データは「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出したものです
本記事では、これらの業界推移や前月比較データから課題を読み解き、今後に向けた対策について詳しく解説しています。
2023年4月のレセプト枚数は3ヵ月ぶりに減少に転じ、前月比で3.2枚減少しました。
新患数と継続患者数は前月から微増していますが、再診数は-しています。これは、前月に再診数が急増した反動で、減少幅が大きくなったためと思われます。
2022年では、5月以降からレセプト枚数が220枚を超え、患者数が増加する傾向がみられます。
暖かい気候変化に伴い、ますます人の動きが活発になってくることが予想されますので、患者様の受け入れ体制に問題がないか改めて確認されるとよいでしょう。
平均来院数は前月数値を維持していますが、離反率は3.0pt増加しました。初診率や継続率もすべての数値が悪化しています。
なかでも3~5回目の継続率が2.0ptを超える減少幅となっているため、患者様が施術途中で離れている可能性が考えられます。
改めて問診や施術内容、通院指導、患者様とのコミュニケーションなどに問題がなかったか、振り返ってみてください。
2023年4月の全体窓口売上は約224.9万円と、前月から約7.4万円減少しました。
窓口単価は前月比で52円増加し、5ヵ月連続で2,300円台を維持し続けています。
前月から窓口売上は減少しましたが、昨年4月と比較すると1年間で窓口単価が202円増加し、約8.3万円増加しています。
2023年3月 | 2023年4月 | |
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全体窓口売上 | 2,323,215円 | 2,249,169円 |
新患窓口売上 | 347,158円 | 355,795円 |
再診窓口売上 | 114,271円 | 92,043円 |
継続窓口売上 | 1,861,784円 | 1,801,331円 |
窓口単価 | 2,342円 | 2,394円 |
新患窓口売上は前月比で約8千円増加と、2ヵ月連続で増加しました。一方、再診窓口売上は約2.2万円減少、継続窓口売上は約6万円減少しています。
患者数は前月と大きく変わらず、窓口単価は増加していることから、患者様の通院減少や離反率増加が売上減少の要因となった可能性が考えられます。
2022年の傾向では、5~6月は患者数の増加に比例して全体窓口売上も増加する傾向がみられます。
患者数の増加に備えて、途中で離反されないように患者様へのアプローチを強化していきましょう。
自院のデータと業界平均値データを比較して、どこに差があるかを知ることで、自院の強みや弱みなどを客観的に把握することができます。
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