2022年7月度、全国の接骨院の「業界平均値データ※1」を公開します。
7月は、レセプト枚数が前月比で4.7枚減少となり、純患者数は前月を下回りました。
平均来院数や通院回数がいずれも減少しており、来患数は減少に転じています。
窓口単価が2,292円と過去最高値※2を記録し、前月比で56円増加したことで、窓口売上は約2万円の減少にとどまっています。
※本記事で使用している業界平均値データは「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出したものです
※2 リグアが計測している※1データの2015年9月から2022年7月時点までの窓口単価データから導き出しています
本記事では、これらの業界推移や前月比較データから課題を読み解き、今後に向けた対策について詳しく解説しています。
2022年7月は、レセプト枚数は230枚を維持していますが、純患者数が前月比で4.7人減少しました。
前月比で、新患数は3.9人減少、再診数は1.1人減少と患者数が減少していることや、平均来院数や通院回数が減少していることから、来患数は減少に転じています。
ただ、継続患者数は0.3人増加しているため、継続患者様は離れることなく来院されている様子がうかがえます。
7月から、新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染者数が急増しています。
今後も新型コロナウイルスの感染者数の増加が懸念されますので、院内の感染対策に問題がないかチェックをして、患者様が過ごしやすい環境づくりを心掛けるようにしましょう。
2022年7月の初診率や継続率は、すべての数値が前月を下回り、いずれも1.5ptを超える減少幅となりました。
中でも、初診率は2ヵ月連続で減少が続いており、新患と再診いずれも前月比で2.0pt以上減少しています。
離反率も1.4pt増加し、患者様が離れている割合が増えています。新患数や再診数が減少していることや、初診率が悪化していることから、新患や再診が途中で離反している可能性が考えられます。
初回の問診や施術内容、通院指導、患者様とのコミュニケーションなどに問題がなかったか、ぜひ振り返ってみてください。
7月の全体窓口売上は、233万円で前月比から約2万円減少しました。
全体窓口単価が2,292円と前月比で56円増加しており、過去の窓口単価の中で最も高い数値となっています。
窓口単価は年々増加傾向にありますが、過去1年間の平均窓口単価が2,194円であるのに対し、100円近く差をつけています。
2022年6月 | 2022年7月 | |
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全体窓口売上 | 2,358,420円 | 2,334,439円 |
新患窓口売上 | 412,520円 | 384,298円 |
再診窓口売上 | 91,004円 | 97,731円 |
継続窓口売上 | 1,854,896円 | 1,852,410円 |
窓口単価 | 2,236円 | 2,292円 |
新患の窓口売上が前月比で3万円近く減少したことが、売上減少に大きく影響していますが、一方で、再診の窓口売上は約7千円増加しています。
新患数も再診数も減少していますが、新患1人当たりの単価が11,610円と前月比で461円増加し、再診1人当たりの単価も4,230円と470円増加しています。
前月から単価が上がらなかった場合、全体の窓口売上が231万円と前月比で約4万円減少するところ、約2万円減少に抑えられています。
つまり、新患と再診1人当たりの単価が上がったことが、売上減少を抑える要因になったものと推測されます。
患者数が増えない、通院回数を上げられない、売上があがらない、といったお悩みを抱えている先生は、まず単価を上げる施策を検討するのはいかがでしょうか?
患者数や通院回数が減少していても、患者様1人あたりの単価が上がれば、売上を伸ばすことができます。
効率よく単価を上げられる方法としては「自費メニュー導入」があります。
自費メニューの導入は、患者様にとっては選択肢が増えるというメリットがありますが、接骨院にとっても大きなメリットがあります。
自費メニューでは、患者様のニーズに合わせて幅広いメニューを提供することができます。メニュー内容に合わせて価格を任意に設定できるため、施術単価も上げられます。
機材を活用した自費メニューであれば、技術力に左右されることなく、ベテランでも新人でも同じレベルで施術ができるほか、時間や労力をかけずに利益を出せる仕組みがつくれるため、生産性を上げることができます。
しかし、自費メニューを導入しても、そもそも患者様が求めているメニューが提供できていなければ、誰もメニューを受けようとは思ってくれません。
新しくメニューを開発するには、来院されている患者様の傾向を探り、患者様が何を求めているかを分析することが不可欠です。
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メニュー開発だけでなく、データ分析からさまざまな経営課題や売上課題の解決に活かすことができますので、現在使っているシステムのデータ分析では情報が不十分だと感じられる先生は、ぜひ「レセONEプラス」に切り替えてみてはいかがでしょうか。
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