【2022年5月度】接骨院の業界平均値データ公開！窓口売上225万円超、来患数が伸びて売上増

2022年5月度、全国の接骨院の「業界平均値データ※」を公開します。

5月はほとんどの数値が前月を上回り、新患数においては約1年ぶりに35人を超えました。

窓口合計金額も前月比で約9万円増加し、すべての患者区分で前月を上回っています。

来院患者数が伸びたことで窓口売上225万円を記録し、年間の平均売上を超える数値となっています。

※本記事で使用している業界平均値データは「レセONEプラス」「Ligoo POS&CRM」導入院のデータから算出したものです

本記事では、これらの業界推移や前月比較データから課題を読み解き、今後に向けた対策について詳しく解説しています。

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約1年ぶりに新患数35人超え、再診数も25人を上回る

2022年5月の新患数は、前月比で約4.5人増加しました。新患数が35人を上回るのは、2021年6月以来で約1年ぶりとなります。

再診数も約1.5人増加し、2022年3月に引き続き25人を超える結果となっています。

毎年5～6月頃は新患数が増加する傾向がみられ、2021年6月では35.4人、2020年5月では37.2人と新患数が最も高い月となっています。

2022年5月の患者数増加は、季節的な要因だけでなく、3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークとなったことも要因のひとつとして推測されます。

初診率上昇で離反減少、着実に来患数が伸びている

2022年5月の初診率は、前月比で新患は1pt増加、再診は1.5pt増加しています。一方、3回目以降の継続率は、前月から引き続き小さな増減幅にとどまり、現状の数値を維持しています。

大きな継続率減少がない中で離反率が前月比で0.8pt減少していることから、初診率上昇によって初回の離反者が減少した可能性が推測されます。

レセプト枚数も5月で220枚を上回り、平均来院数も1.6pt増加するなど、着実に来院患者数が伸びていると言えるでしょう。

約9万円増加で窓口売上225万円超、すべての患者区分で売上増加

5月の全体窓口合計金額は、225万円で前月比から約9万円増加しました。過去1年間の平均売上が約220万円となっており、平均値から約5万円を上回る数値となっています。

新患数や再診数が伸び、かつ初診率や継続率を維持できている状況から、すべての患者区分で前月の売上を上回りました。

窓口合計金額 / 月平均

中でも、新患の窓口合計金額が前月比で約4万円増加し、約1年ぶりに40万円を上回りました。新患数の増加が、売上に大きく影響したものと思われます。

そのほか、再診の窓口合計金額も10万円を超え、継続の窓口合計金額も前月比で約4.3万円増加するなど、すべての患者区分で売上が伸びました。

窓口単価も約46円増加していることから、患者様一人ひとりの単価がアップしたことも、売上増加の要因となっています。

新患数が伸びない....そんな時は

ゴールデンウィークやそのほか季節的な要因で、新患数が伸びやすい5月。しかし、自院では新患数が伸びていない...とお困りの先生もいらっしゃるのではないでしょうか？

新患数が伸び悩んでいる時は、「集客強化」についてご検討ください。集客にはさまざまな方法があります。

どれから取り組めばよいかわからない...という先生は、院を知ったきっかけや来院動機などを患者様に聞くのもおすすめです。力を入れるべき集客媒体や患者様のニーズなどが見えてきます。

ただ、広告などでの文章表現では、いくつか注意していただきたい点があります。すでにご存じの先生もいらっしゃるかと思いますが、接骨院は人の身体と健康に関わるとても重要な機関であるが故に、広告できる事項、および広告で使える表現は法律で制限されているためです。

WEBサイトやSNS運用においても、法律に触れるような表現や誤認されるような表現は、患者様の信頼を失うだけでなく、接骨院全体の信用を失いかねません。

広告に限らず集客施策を行う際は、広告に関する法律の知識を入れておくとよいでしょう。

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